社会資源とは、制度/施設/機関/団体/人などをいいます(ここでは主に精神保健福祉に関して)
1.相談窓口や情報源
(1)福祉の窓口 各種相談の一次窓口。自立支援や手帳申請他。名称は自治体で異なる
(2)福祉のしおり(障がいのある人やそのご家族等に無償配布。手帳未取得でもOK)
制度の詳細、具体的な施設・機関・団体など、社会資源がほぼ網羅されています。
各自治体の福祉窓口で是非貰ってください(HPからダウンロードできる自治体もあります)
三障がいを対象としたものの他に、精神障がいのみの冊子を発行している自治体もあります。
2.福祉制度
(1)自立支援医療(精神通院):受診(+カウンセリング)、薬局、デイケアの負担3→1割
(2)精神障害者保健福祉手帳:障がい者雇用、手当金、税金控除、公共施設/携帯通話料等割引など
(3)障害年金
3.福祉施設
(1)就労系:就労継続支援A(雇用型)、就労継続支援B(非雇用型(旧作業所))
(2)生活系(入居施設、相談):共同生活援助(グループホーム)、同介護(ケアホーム)
(3)日中系:地域活動支援センター(略称:地活)
I型:相談(仕事や生活など)、フリースペース(仲間づくり)、プログラム(生活リズム、創作活動他)
4.公的機関
福祉の窓口(前述)、保健所、精神保健福祉センター(医療相談、手帳審査他)
5.医療機関
病院・診療所(クリニック)、薬局、デイケア・ナイトケア(公的機関で行っているものもあります)
6.団体
当事者会(自助グループ)、家族会、支援団体、これらの連合組織(行政との折衝)
7.就労
ハローワーク、障がい者支援/就労相談/就労移行支援/職業センター、障害者職業能力開発校(期間:半年~2年)、トライアル雇用(障がい者委託訓練。期間:概ね3か月以内)。
他に短期やスポットの職業訓練などもあります。自治体により名称が異なる場合があります。
8.人的資源
CW(ケースワーカー。一番広い概念)、SW(ソーシャルワーカー。治療以外の生活相談)、MSW(医療SW)、PSW(精神保健福祉士)、OT(作業療法士)、臨床心理士、カウンセラー、ピアサポーター、(行政)保健師、薬剤師、社会福祉士など
※デイケア:目的は大きく、リラクゼーション・プログラム(生活リズム、創作活動他)・就労支援/リワーク(実施デイケアは少ない)の3つ。
規模、設備、プログラム、雰囲気などはデイケアにより様々であり、見学や体験ができる。デイケアスタッフ:PSW、OT、看護師、医師、臨床心理士など
pdfファイル
社会資源について(概要)
なお第4回ノーチラス会講演会資料『横浜市で使える社会資源』が、ノーチラス会誌平成25年12月、平成26年1月合併号に掲載されております。お持ちの方はご覧ください。