ノーチラス会についてのよくあるご質問について、まとめました。

ノーチラス会について

Q ノーチラス会とはどのような会なのですか?

A ノーチラス会は日本で唯一の双極性障害に特化した患者団体です。そのためNHKの番組などで広く取り上げていただいてきました。
会員の皆さんは、ノーチラス会を通して双極性障害についての啓発活動を行ったり、相互に助け合うなどの活動を行っています。正会員は双極性障害の当事者のみに限定されていますが、双極性障害を理解したい、応援したいという方は賛助会員となって活動を支援してくださっています。

Q ノーチラス会に入るとどのような特典がありますか?

A ノーチラス会には、現在150人くらいの双極性障害に悩まれている方と150人くらいのご家族や医療従事者が所属しています。双極性障害になると、社会の偏見などにより独りぼっちになりがちですが、ノーチラス会は、沢山の仲間と、それを支える人々の善意であふれています。入会されますと、毎月双極性障害の方に有用な情報が満載された会報が届きます。電話相談などのサービスも受けられます。これまで頼る人がいなかったり、ご家族や主治医だけが頼りだった方々に、社会に戻る手助けをしたいと私たちは考えています。

Q お金はいくらくらいかかるのでしょうか?

A ノーチラス会は会員様の会費によって活動を行っています。そのため入会金は必要ありませんが、以下のように年会費のみ必要となります。
正会員、個人:4,000円、団体:10,000円
賛助会員、個人:4,000円、団体:10,000円
企業・団体の方は別途ご連絡ください。ノーチラス会の趣旨にご賛同いただき、当会の運営にご協力いただければ幸いです。

ノーチラス会の活動について

Q ノーチラス会の活動について知りたいです。

A 主な活動は毎月一度の会報の発行と定例会(東京都内)の開催です。
また、精神科医他を講師に招いての講演会を、年に一度開催しています。
その他、随時、クリスマス会などのレクリエーションを実施しています。
常日頃も、無料電話相談やピアヒアリング(訓練を受けた当事者の傾聴ボランティア)、喫茶などの活動を行っています。

Q 地方に住んでいるので活動に参加しにくいと思うのですが、会員になるメリットはありますか?
また、地方支部のようなものはありますか?

A いずれも無料(電話代は利用者の方の負担)の電話による相談や心理カウンセリング、ピアヒアリング(訓練を受けた当事者の傾聴ボランティア)を受ける事が出来ます。また、会報によってなかなか手に入れにくい双極性障害に関するニュースなどを知る事が出来ます。さらに、双極性障害の治療のエキスパート(精神科医)が皆さんの薬の相談に乗ってくれたりします。
また、すでに熱海地区では国際医療福祉大学病院の双極性障害患者会とコラボレーションした患者会を開催しています。さらに、最近では東京近郊の都市にも活動の輪を広げていく計画を立てています。

Q 会に入ると政治活動や宗教活動に誘われることはありませんか?

当会では法律に基づいて政治活動や宗教活動を禁じております。それが守られない時には、個人的に法令により罰せられることもありますので、当会に入会後に、万が一そのようなことがありましたらご連絡ください。会として対処させていただきたいと思います。

ただし、NPO法人としての社会活動として、署名活動やパレードなどにお誘いすることはあると思います。しかし、それは特定の政治思想や政治団体を支持するというようないわゆる政治活動とは異なる、双極性障がいに関わる啓発活動として行います。また、当会での活動は、全て監督官庁の東京都庁に報告しておりますが、これまでに活動内容について指導を受けた事はありません。

双極性障害で困っている方へ

Q 双極性障害で困っています。ノーチラス会事務局に相談したいのですが。

A ノーチラス会では無料で心理カウンセリングや相談、ピアヒアリングなどを行っていますが、これはノーチラス会がNPO法人としての社会活動として会員様以外にも提供しているサービスです。是非ご利用ください。もし入会されますと、さらに直接の面談によるカウンセリングや当会の役員や顧問の精神科医(日本うつ病学会双極性障害員の先生方)に間接的ながら、様々な助言を得ることなども可能です。
ただし、電話による相談やカウンセリングなどを行う者は医師ではありませんので、専門的な助言はできません。最終的なご判断は、主治医の先生とよくご相談されて下さい。

Q 双極性障害専門の医療機関を紹介してください。

A ノーチラス会では医療機関の紹介はしておりません。ただし、リンク集に日本うつ病学会のホームページを紹介させていただいています。その中に双極性障害員会という項目がありますので、そこを見ていただきますと双極性障害員会の先生方の所属や、双極性障害委員会のフェローの先生方が紹介されています。そちらをご参考になさってください。

双極性障害かもしれない、とお悩みの方へ

Q 今、別の病気だと診断されていますが、もしかしたら双極性障害かもしれません。どうすればいいでしょう?

A 最近の医学研究によりますと、精神病を発症してから双極性障害という正しい診断に行き着くまでに平均8年以上かかるというデータがあります。ということは、もしかするとほかの診断を下されている方の中に本当は双極性障害の方がいらっしゃる可能性があります。大切なのは主治医の先生に症状をよく伝え、診断してもらうことです。特に軽い躁状態のときは、自分では調子がいいので軽い躁状態だと気がつかないこともあります。診断に迷われた場合は、リンク集にある日本うつ病学会のホームページにある双極性障害と付き合うためにをご覧になる事をお勧めします。
双極性障害と診断されたならば、当会の正会員となる事が出来ますが、正式に診断を受ける前でも賛助会員として入会することは可能です。